A7 / A7
02. Cry No More
03. Church Time in the South [Intro]
04. Church Time in the South(AMEN)
05. Dont Walk Away
06. Friend Like Jesus
07. Afterlife (Tic Toc)
08. Always here With Me
10. Beautiful
11. No Dream Too Small [Intro]
12. No Dream Too Small
13. That's Life (Betty and Lee Lee)
14. Worship Medley: I Just Want to See His Face/ Jesus I Love You
(総評)
ゴスペル6人組ボーカルグループ!A7!7という数字が書いてあるので最初7人組かと思ったら、違っていて、実は6人組でした。6人プラス最後のメンバーは神さまという、いかにもゴスペルらしい考え方のグループなのですが・・・その歌声は、まさに90年代R&Bグループ!濃厚なコーラスがもたらす絶妙のハーモニー!迫力あるパワフルな歌声!どれをとっても良質なR&Bグループっていう佇まいです!その力強い歌声とコーラスに体を預けてしまいます。もちろんゴスペルなので、歌詞はゴスペルだし、ゴスペルっぽい曲も2,3曲はあるのですが、それ以外は、素晴らしいボーカルグループとしての一枚になっています!
サウンド的にも半分は、メンバーのAlonzoがそのProduceを行い、メロディーもミュージックも全てを出来るところが素晴らしいし、4曲目6曲目など、要所要所で参加している、DJ Wilsonのサウンドが90年代っぽい懐かしさと今風のカッコよさを両方備えた素晴らしい楽曲で、6人の歌声の力強さを根幹から支えてくれています!それ以外にも、Alonzoの弟と思われる、リードシンガーを務めるAlexander Harrisもサウンド作りには参加していて、この兄弟がこのグループの大きな核になっています。ボーカルグループとしてのコーラスの面白さとかを追求したサウンド面でのある程度の音の控え具合やそのコーラスアレンジの面白さなど、この兄弟によるところがかなりあるようです。
6曲目7曲目での縦横無尽なメインボーカルAlexander Harrisによる吼えっぷりには完敗です。とにかく隙あれば吼えまくるこのリードボーカル!たまりませんね。基本的にバラード一曲を抜かして、全部吼えまくってます(笑)その他の曲も基本的には吼え上げ系や、重圧なコーラスがカッコよく聞かせてくれる曲が多くて、ボーカルグループ好きにはかなり受け入れられる内容じゃないかなと思います。コーラスアレンジもオーソドックでありながらカッコよく纏め上げていて、聞き入ってしまいます!ぜひ手にしてみてください。
(曲解説)
01. Bringing in the Noise (Rise Up)
コーラスグループらしいねっとりとした6人の絡み合うボーカルがたまらない!ミッドグルーブな一曲でリズムトラックの上を重圧なコーラスとそのコーラスを従えるリードボーカルが気持ちよく歌い上げていきます。
02. Cry No More
厚いボトムビートで歌い上げる90年代のボーカルグループを思わせる濃厚な一曲!メインのメロディーはコーラスが歌いその上をMain Vocalがフェイクで盛り上げていく!6人全員で吼えるHOOKの重圧なメロディーが、たまりません!転調も激しく繰り返しながら、フェイクやシャウトも絡めていく素晴らしい一曲です!ゴスペル物だとついつい忘れてしまいそうになるほどです。
03. Church Time in the South [Intro]
激しいオルガンの音が鳴り響くLIVEっぽいインタールードが躍動感があってうまく激しい2曲目と4曲目をつなげてくれます。
04. Church Time in the South(AMEN)
Deepなボトムが聞いたリズムサウンドがかっこいい!90年代のコンテンポラリーゴスペルのもっともオーソドックスな形態を踏まえた一曲です。クワイヤが、HOOKで盛り上げて、さらにそれにのって6人が縦横無尽にシャウトやフェイクを繰り返していくカッコイイ一曲です!気持ちがいいぐらいに、歌い上げてくれます。結構太めなバリトンボイスのボーカルがここでは生きていますよ!音使いも微妙な古臭さ感が出てて、懐かしさを感じさせています。R&Bとゴスペルのまさにいい所を随所に取り入れた素晴らしい一曲です!
05. Dont Walk Away
Sweetで正統派なバラード!ボーカルグループらしい美しいコーラスが織り成すメロディーが聞いている人の胸をわしづかみしてくれます。Boyz 2 Menとかがもろ歌いそうな感じで、彼らのゴスペルボーカルグループだけではない、実力のほどを披露してくれています。やさしい雰囲気に癒されますよ。
06. Friend Like Jesus
いかにもゴスペルなタイトルの一曲なのですが、ミッドテンポなリズムにのって、R&Bボーカルグループのような絶妙なハーモニーの重ね具合には舌を巻きます。ゴスペル独自のガンガン吼えまくる曲もできるのですが、こういう90年代R&Bの基本にのった曲もできる凄いグループです。特にこの曲でのSmoothyなメロディーラインは、心地よいのです!そこから転調で一気に燃え上がるように歌い上げていくところなんてたまりませんよ!名曲!
07. Afterlife (Tic Toc)
目の覚めるようなギターの激しいリフから、野太い6人のコーラスでガンガン歌いつないでいきます!90年代後半に流行った濃厚なコーラススタイルがここでは感じ取れます。徐々に音程を上げていって、ひたすら圧倒的に歌いこんでいくコーラスと、その上で暴れまわるメインボーカル!もう、吼えまくりですよ!いやーカッコイイわー!歌詞聴かなかったら、すっかりゴスペルだって忘れちゃいますね。
08. Always here With Me
ここから徐々にゴスペル臭さを増していきます。ピアノの伴奏のみでシンプルに歌い上げていく一曲で、コーラスも押さえ気味に、美しいメロディーに酔いしれてしまいます。心洗われるような綺麗で流れるような素敵な曲です。
09. Come Back Home (Hot Sauce and Chicken Wings)
ミッドテンポなビート音にのって、ちょっとコミカルなメロディーでA7のメンバーがそれぞれうたいつないでいきます。このほっこり感がゴスペルっぽい感じとはまた違って、心地よく聞くことができますね。サウンドの面白さが引き立っています。この曲でもDJ Wilsonがいい仕事してますねー。
10. Beautiful feat.Diggs
HIPHOPサウンドかと思うようなイントロから、ミッドテンポにじっくりと歌い上げていきます。こういうサンプリング手法も使えるのが、彼らの素晴らしいところ!ここでまたR&Bグループとしての顔を見せてくれます。重圧なサウンドに濃厚なハーモニーが気持ちよく響きそこをRapがスムーズに聞かせてくれます。
11. No Dream Too Small [Intro]
美しいメロディーが心の汚れを洗い流すかのように響きます。
12. No Dream Too Small [The Dream Anthem]
美しいフルートがなり、そっと語りかけるように歌い始めます・・・そっと傍にいてくれるようなそんな素敵な一曲です。コーラス形態は今までの中でもモロゴスペルっていう感じなのですが、この包み込むような雰囲気にやられます。まさに正統派なバラードで美しく締めていきます
13. That's Life (Betty and Lee Lee)
ここでもHIPHOPサウンドにのって、ゴリゴリな押しの強いコーラスで聞かせてくれます!オーソドックスなメロディーでぐいぐいと歌い上げていきます。かなり聞けるかっこいい1曲です!
14. Worship Medley: I Just Want to See His Face/ Jesus I Love You
最後は切なく歌いこんでいくアカペラのバラード!ステキだねー、本当に歌がうまいねーと思ってしまうことでしょう。でもやっぱり彼らはR&B調の歌でこそその最大限の力がでるようですね。でも、アルバムを最後を締めくくるに相応しいバラードでしょう!
(Producer)
Soulj.a.h Production(Alonzo and Alexander Harris):(1),(2)DJ Wilson:(4),(6),(9),(10),(13)
Alonzo Harris for Soulj.a.h :(5),(7),(8),(12)
(LINK)
http://www.a7music.net/CD BABY Order