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Jagged Edge / Baby Makin Project

01.Intro
02.Put A Little Umph In It feat.Ashanti
03.Whole Town Lavghing
04.Me That's Who
05.Get This
06.I'll Be Damned
07.Can't Get Right
08.Way To Say I Love You
09.Sunrise
10.Round And Round
11.Turn U On
 
Jagged Edge / Baby Makin Project

(総評)

Jagged Edge通算6枚目となるアルバムは盟友Jermaine Dupriと共にUniversalに移籍してのリリース!前作の名曲「Good Luck Cherm」の衝撃もまだまだ薄れないのに、もう新譜とは、この4人の創作意欲に恐れ入ります。そして、短い期間でありながら、前作よりもより濃い作品が生まれました!Good Luck Charmのように、インパクトのある一曲がないので、売上的には前作には敵わないでしょうが、それでも、どの曲も高水準の粒ぞろいの曲たちが揃っていて、無駄なInterludeなどがないスマートなつくりになっているので、一気に聞けてしまいます。ちょっと曲間があまりに短くDJがつないでいるような感じになっているので、ちょっと余韻に浸れないのが、もったいないなーとは思うのですが・・・
そんな減点対象もありつつも、しっかりとしたつくりのアルバムになっていて、長く聞けるアルバムになっていると思います。あーJagged Edgeらしいコーラスワークだな−とか思える部分が非常に多く、Jagged Edgeのアルバム聞こうかなと思ったときになんとなく取り出してじっくり聞けちゃう古びない良さがあります。ここまでのリリースを続けてここまで変わらずコンスタントに続けている素晴らしさ!それが一番でしょう!
ただ、やっぱりこれだっていう曲がないのが、ちょっと物足りない気分にはさせられてしまいます。でも、これでゆるぎないR&Bのボーカルグループのスタイルを打ち出して、Jagged Edgeは今後もこの路線でいくことを約束してくれたようなアルバムなので、次回作がとても楽しみになりました!

オススメ:

(曲解説)

02.Put A Little Umph In It feat.Ashanti

Jagged Edgeとして珍しい女性アーティストを招いた一曲で、しっかりとした低音のバックトラックにのって、Jagged Edgeの得意とする重圧なコーラスワークで、しっとりとしたメロディーでぐいぐいもっていきます!Ashantiも負けないすばらしい歌を聞かせてくれていて、3名のメインボーカルでじっくりと聞かせてくれて。かわいらしくもセクシーな歌が余計にJagged Edgeの重厚感を引き出しています!終わり方が余分なのがなくてあっさりなのもいいですねー。

03.Whole Town Lavghing

ピアノのシンプルなバックトラックで、4人組のボーカルグループらしいしっかりとした駆け引きがあるメロディーワークを聞かせてくれます。とてもJagged Edgeとしてベーシックな曲なのですが、やっぱりこういう曲が聴きたくなりますよねー!バックボーカルとメインボーカルの立ち居地が結構変わってて、それを聞いているだけで面白いですね!メインボーカルのフェイクの自由さがさすがです!

04.Me That's Who

切なげなメロディーしっとりと嘆くような歌が、心を締め付けてくれます。ここまで派手な曲はないのですが、しっかりとした歌を聞かせてくれるので、歌をしっかり聞かせてくれている気分にさせてくれます!このベテランだからこそ出せる味のあるコーラスワークにはウットリですね!

05.Get This

Good Luck Chermのような流れるような耽美なメロディーがすばらしい!重圧感があるコーラスだけじゃなくて、こういう90年代のボーカルグループが得意とした美しい曲調も軽くこなしてしまうのが、彼らのベテランとしての力なのでしょう!あくまでバックは美しいコーラスに徹して、そこをうまくのってメインボーカルがフェイクで盛り上げていく様は、本当に今コーラスグループを目指す人には参考になるでしょうね〜。本当にすばらしい曲です!さすが、Jermaine Dupriですわ!

06.I'll Be Damned

今回のアルバムはすぐに曲が切り替わるので、ちょっとびっくりしますが、ここでは初期のJEのパワフルなボーカルスタイルを思い起こさせるような一曲に仕上がっています。最後に、コーラスを重ね合わせていくところがいいですねー!ほんとどの曲も捨て曲がないっていうのが、すごすぎます!ベテランにしか出せない上級の安定感ですよね〜。

07.Can't Get Right

CORNA BOYZとのR&Bソングはやっぱり重厚なJEとの絡みだからこそ、すばらしいですね!本当の力強いボーカルの見せ方をよくわかっています!畳み掛けるようなコーラスとメインボーカルの掛け合いに、心をわしづかみにされてしまいます!最後のシャウトまで目が離せません!

08.Way To Say I Love You

このアルバムの中でも一番哀愁漂うメロディーがすばらしい一曲です!イントロはアコースティックギターを効果的に使っていて、メロディーを奏でているわけじゃないんですが、なんかインパクトがあります。

09.Sunrise

ビート中心なサウンドに見事にメロディーを乗せていく、彼ららしいつくりの一曲ですね。とても短い曲でシンプルなつくりでこのアルバムの作りそのものですね。

10.Round And Round

このRound and Roundっていうフレーズがループするのが、徐々に癖になっていく、魅惑的な一曲です。後半一番のいい曲ですねー。語りかけるようなメインボーカルが様々な表情を見せて、バックコーラスの力強いハーモニーがぐいぐいと曲を引っ張っていきます。ねじりこむような粘着質の高いコーラスワークで見事にコーラスの熱さと厚さを感じさせてくれます!

11.Turn U On

ボイスジェネレーターを使ったねっとりとしたその歌声と見事にコーラスを重ね合わせ、Jagged Edgeさすが!と思わせる一曲を最後にもってきます。すごいいい曲ってわけじゃないんですが、あーこれがJagged Edgeだよね!って思える曲で、アルバムの最後を飾ってくれます!

(Producer)

Jermaine Dupri:(2),(5),(6),(8)
SICK CENTS:(3),(4),(7),(9)
CRAKPOT:(10)
SELASI:(11)
CORNA BOYZ:(7)

(LINK)

OFFICIAL
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