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John Stoddart / wings to walk this road

01.anything
02.falling for you
03.now I know
04.have you ever been lonely?
05.ohh child
06.swing low, sweet chariot
07.fly away
08.come to me
09.everybody talkin'
10.you will never know
11.no greater love
12.make you believe
13.angel
14.you can call me
15.anytime you need a friend
16....how much i love you
17.angel (remix)
 
John Stoddart / wings to walk this road

(概説)

思いっきりBrian McKnight?と思ってしまいそうな、Smoothで、丁寧な歌い方が、心を洗い流してくれます。本当に全体的に美しいサウンドと歌声で占められていて、正統派なボーカルアルバムを求めている方は、大好きでしょうね〜。本作品を作っているJohn Stoddartは、Vocalだけじゃなく、Producerさらには、Keybordsに、Percussion、Drum Programingまでこなす才能溢れる人物で、今時期には珍しくストレートな音をあまりいじらない曲作りが好感持てます。エバーグリーン的な普遍的に名バラードと呼ばれそうなステキな曲を数多く書いています。正直歌い手としてよりも作曲家としての能力を高く買いたい人物です。
まああまりにシンプルすぎるので、頻繁に聞くことはないかなとはおもうアルバムですが、長くたまに引っ張り出して聞きそうな感じで、こうちょっと疲れたときなどに聞くと非常に癒されますよ。非常にシンプルな構成の歌が多くて、曲数は多いですが、意外と早く終わる曲が多く、聞いていて疲れるなんてことはなく、聞いていて心を透明にしてくれるようなそんな優しさと新鮮さを持っています。今の音楽には心がないな・・・とかちょっと心のこもった歌声が聞きたい方には、是非オススメしたいです。最新のR&Bもいいですが、たまには、こういう優しいサウンドと歌声もどうですか?このよさを説明するには言葉はいらないですね・・・聞けばわかりますよ。Boyz 2 MenやBrian McKnightなどが好きな人も好きでしょうね。現行R&BやHIPHOPが好きな方には退屈でしょうが(笑)たまには、こんな美しい音楽を聴くのもいいもんです。シンプルな音作りとうまいボーカルという単純な組み合わせもいいですよ。

オススメ:特に(12)は白眉!(1),(2),(4),(7),(8),(10),(13)

(曲解説)

01.anything

このアルバムの一曲目を飾るに相応しい美しいメロディーラインが印象的な厳かで、スケールが大きな一曲です。Brian McKnightも同タイトルの曲を歌っていましたが、ついつい比べてしまいます。

02.falling for you

ちょっとアップテンポな曲調にのったイントロから、ガクッと曲の温度とテンポが下がるのですが、エバーグリーン的な良さがある一曲ですね。すごい特徴があるわけじゃーないですが、ゆったりと聞き入りたい曲です。

03.now I know

すんげーいいメロディー!と思ったらInterludeで、すぐに終わっちゃうのが、残念でならないです・・・

04.have you ever been lonely?

いや〜心安らぐ音楽とはこういうのをいうんでしょうね・・・派手さはないんだけど、しんみりと心に広がるんですよ。気持ちのいい〜雰囲気が。徐々に厚みを増して、音程が高くなっていくコーラスも気持ちよくて、やられますよ。いやー名曲でしょう!これは。

05.ohh child

なんかのカバーなんでしょうが・・・よくわからないのですが、ゆったりとした雰囲気が体も心もマッタリさせてくれる一曲です。Ohh Childという癖になるサビもいいんですよね。

06.swing low, sweet chariot

もう聖歌?って感じのすごい歌です・・・ちょっとこれをいきなり聞かせちゃうと、みんな引いちゃうかもね。

07.fly away

かなりブルージーな雰囲気をもったカッコいい曲です。語りと、歌をうまく混ぜ合わせた一品です。語りも歌も適度に主張していて、気持ちのいい歌を作り上げています。さらにサウンドの完成度も高く様々な楽器が曲をいろどっていて、飽きがきませんね。それぞれの楽器の奏者の演奏能力の高さがまざまざと見せ付けられます。

08.come to me

静かに静かに過ぎ行く時間を過ごすことができる一曲。地味な曲ですが、儚いうつくしさをもった曲ですね。途中で入ってくる女性コーラスと、アコースティックギターがかなりカッコいいです!

09.everybody talkin'

JAZZYなイントロから、渋く〜歌っていきます。そして、サビではFUNKYに決めています!いやーこういうカッコよさも持っていたのかー!なんて引き出しが広いんだと驚いてしまいます。FUNK&Bluesって感じかな。

10.you will never know

ゆったりとした儚く美しい一曲です・・・うわ〜もう切ない〜って感じの歌い方がもう泣きを誘いますよ!その切ない歌い方から、徐々に盛り上がりを見せ、荘厳で壮大な雰囲気を帯びて行くボーカル!そして、また哀愁を込めたギターのサウンドが切なさを増します・・・いやー、スケールがでかいですねーこの曲は。なんか、心が洗われるようです・・・

11.no greater love

優しく語り掛けながら歌ってInterlude・・・Saxがいい味出していますよ。この絶妙なJazzのブレンド具合がいいんですね、このアルバムは。

12.make you believe

このアルバム一番のインパクトがある美しすぎるサビが、耳を引き寄せます。ファルセットを駆使したサビへのAメロの持っていき方がたまらんです。そして、さらにサビでのぼやけたBack Vocalが、哀愁を漂わせています。今にも崩れ落ちそうな美しさというのだろうか、そんな怖いぐらいの美しさと哀愁を帯びたVocalがたまらないのです・・・いやー、もう、このアルバムで一番の哀愁が籠もった、刹那過ぎる一曲です・・・いやー、一人で聴いてたら泣いちゃいそうだ〜。

13.angel

シングルカットされている一曲ですが、全曲の切なさを拾い上げてくれる優しい雰囲気の一曲ですね。ゆったりとした歌い方も、余裕があるし、本当にこの人の歌のうまさが確かめられます。永遠に歌い継がれそうな名曲の雰囲気を醸し出していますよ。今こんな純粋な歌作れる人がいるんですねー。

15.anytime you need a friend

70年代SOULな雰囲気ももつ一曲ですが、ゆったりとコーラスとMainのJohn Stoddartの掛け合いに耳を傾けましょう・・・ホントシンプルで、え?もう終わるのってぐらいシンプルな構成です。別に曲が本当に短いわけじゃ〜なくて、曲の構成が今時期にはないぐらいシンプルなので、短く感じるんですね。

17.angel (remix)

REMIXですが、なにがREMIXっていうぐらい、ちょっと聞きでは、わからないのですが、よりシンプルになっている感じがします。

(Producer)

james anthony carmichael:(1)
Paul brown:(2),(5),(8),(9),(15)
John Stoddart:(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(9),(11),(13),(14),(15),(16)
mark portmann:(4),(10),(17)
matt pierson:(7),(13)
dennis ross III:(12)
☆☆☆☆

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