HOMERECOMMENDSREVIEWINTERVIEWLINKCOMMUNICATION

Will Downing / emotions

01.A Million Ways
02.King Of Fools
03.Daydreaming
04.Falling In Love
05.Hey There Lonely Girl
06.Rhythm Of U & Me
07.Beautiful To Me
08.Another Sad Story
09.Riding On A Cloud
10.Anything
Will Downing / emotions

(概説)

2003年傑作アルバムの一枚にあげられるであろう素晴らしいサウンドと歌声で埋め尽くされた名盤です!まさにUrban SOULという言葉が似合う楽曲が並び、ぐいぐい聞き手を引き付けていきます。Will Downingは、1980年代後半から活躍しているJazzとSoulの中庸をいくアーティストとして有名で、語り継がれるべき名盤を数多く残している人でもあります。それを抜きにしても、安定したおやじボーカルを味わえるということで、よくこの方は買っています。サウンドも適度なJazzをあしらいつつ、きちんとSOULに聞かせるところは聞かせてくれる方です。こうつまらないSmooth JAZZサウンドにならないで、ちゃんと歌で聞かせつつ、バックでJazzのサウンドで支えているというスタンスが素晴らしい!歌モノ好きとしてはたまりませんよ〜彼の優しくSEXYな声は。
そんな彼の一枚ですが、まさにURBANという言葉が当てはまる、素晴らしい演奏に、ネットリマッタリでいながら、心にストレートに響いてくる歌声です。夜のホテルで二人で聞く感じがとっても似合う一枚です!特に1曲目のSmoothyなことと、9曲目の心を揺さぶる歌唱には、もう倒れそうです。そのほかにもJazzファンにもR&Bファンにもちゃんとウケがいい曲を程よくあしらっているところが好感が持てます。5曲目でのロマンチックな歌い口といい、もう歌唱力は折り紙つきなので、文句なしという感じです。その歌声をきっちりとバックが安定した力で支えきっています!9曲目でのBarry Eastmondの参加も、嬉しいところです!この方の参加する曲は、間違いないですねー。
女性と二人で聞くのに適している一枚、キャンドル焚きながら・・・ソファーに二人並んで座りながら聞いてくださいませ。ところでUrbanってなにさ?っていう人がいそうですね。決してJAZZだからUrbanってわけじゃーないです。じゃ〜直訳で都会的?うーん・・・というか、まあ都会の夜に流れていそうなMoodyな音楽のことをいうのですが、言葉で説明は難しいのですが・・・時代時代でこの言葉のさす音楽性は変わると思うのですが、このアルバムではUrbanいうのが何かよくわかるから、聞いてみてくださいな!そんな方こそ。

オススメ:特に(1)と(5)と(9)、他(2),(3),(6),(7),(8)

(曲解説)

01.A Million Ways

いきなりうわ〜って涙腺を刺激するすごいサビを持ってきます・・・泣ける・・・ちょっとかすれ気味に歌う歌声に完璧にノックアウトです。しかもメロディーが美しくも儚い・・・いやーもうこれ以上はないでしょう!っていうぐらい本当にいい歌です。バックが儚く歌う中、アドリブをいれつつSOULFULに歌うWill Downing!もう、これ2003年の名曲に決定な一曲ですよ。たまりません・・・

02.King Of Fools

美しい曲から今度は、SOULFULな楽曲へと・・・Moodたっぷりに歌い上げるWillにやられます。徐々にサウンドが厚みを増していき、盛り上がりを見せていくのが、気持ちがいいですね。ネットリまったりしたWill Downingの歌声が存分に堪能できる仕上がりになっています。

03.Daydreaming

盟友Gerald AlbrightがSaxで参加のSmooth Jazz風な一曲!女性のコーラスが効果的に加わる美しいサビから、優しく囁きかけるようなWillのボーカルにウットリします。サビの前のWillのちょっと伸ばすような歌い方がなんともたまらんのですよー!気持ちいい〜!Gerald AlbrightのSaxがなんとも効果的に入っていて、いいんですわー。もう、Jazz好きにはたまらない楽曲になっています!こういうお洒落な感じも似合うからWill Downingは凄いですね〜。

04.Falling In Love

優しい歌い口で空間をSEXYでMoodyな雰囲気で包んでいく一曲・・・美しいPianoのメロディーと、女性のコーラスとWill Downingの絡みが印象に残りますね。徐々にフェイクを混ぜて同じメロディーを重ねていくのが、美しいです・・・繰り返しの美学がありますよね〜。終わり方もいい感じで、部屋でマッタリ聞きたいですよ。

05.Hey There Lonely Girl

Saxが効果的に入る、もうロマンチックな一曲です・・・いやー、もう完敗です・・・もう、こんなロマンチックに歌える人はいませんよ。たまらんなーネットリした歌い口ですわ。聞いてて暖かい気持ちになる一曲ですよ。フェイク絡めつつ男女が複雑に絡み合い盛り上がっていく最後なんて、感涙モノです・・・いやーやばい!1,2曲目と同じProducerですが、このChris Davisって人がProduceする曲はやばいですわー。オススメです!

06.Rhythm Of U & Me

ちょっとミッドテンポなリズムにのり、ノリ良く歌いこなしていきます。打ち込みのドラム音が、心地よく響きます。ここでは5曲目でのマッタリ雰囲気をいい意味で吹き飛ばしてくれます。でも全体としての雰囲気を壊さないこのミッドテンポなUPはいい曲ですよ!こういうコーラスのメロディーがしっかりした曲でこそ、ベテランの味のあるフェイクが聞けるのが面白いんです!

07.Beautiful To Me

柔らかなタッチのキーボードと語りかけるような歌い方が印象的な一曲。もうこういうのは、ホント聞いたときに、単純に、あ、美しい・・・と思っちゃいますよ。あまり押しが強くないボーカルですが、印象に残る感じで、全体としてはJAZZっぽいですが、R&Bを聞く人にも極自然に受け入れられると思います。優しい感じから一気に強い歌い口に変わる瞬間がたまりません!

08.Another Sad Story

サビへの持って行きかたがなんともたまらんですねー。サビも美しいし!そのサビのメロディーさえも自由に変えていくのが凄いです。徐々に引き込まれて逃れなくなっていく・・・そんな美しさをもつ曲ですね・・・Will Downingの歌声が心を優しく包み込んでくれますよ。体が自然と揺れていきます・・・

09.Riding On A Cloud

来たー!もうこれは名曲です!このアルバムの中でも一番好きです!この悲しさをこらえた歌い方がもう涙を誘います・・・もったりまったりしたWill Downingの歌と、美しいコーラスが混ざり合い、そして、最後にもう心の激情を吐き出すように歌いまくるWill Downingに卒倒です・・・はぁ〜、聞いた後にため息しか出てこないような名曲ですよ・・・心を掻き毟られるようです・・・このProduceであるBarry Eastmondは、Kenny Lattimoreの1st,2nd、Phil Perry, Keith Washingtonでも素晴らしい楽曲を提供しているR&BもJAZZもいけるProducerです。是非聞いてくださいね。

10.Anything

最後は、ちょっとボトムが聞いた音で、カッコよく締めていきます。ゆったりまったりしたコーラスで、さっきの掻き毟られた心を落ち着かせてくれます・・・ホントこれ一枚で完成された盤ですねー。Nicholas PaytonによりTrumpet Soloもいい具合に耳に馴染みます・・・

(Producer)

Will Downing:(1),(2),(3),(4),(5),(6),(7),(8),(10)
Chris Davis:(1),(2),(5)
Rex Rideout:(3),(4),(6),(7),(8)
Barry J.Eastmond:(9)
Ronni Foster:(10)

(Musician)

Vocal-All Song by Will Downing
Keyboards-(1),(2),(5) by Chris "Big Dog" Davis,(3),(4),(6),(7),(8) by Rex Rideout, (7) by Deorge Duke, (9) by Barry Eastmond, (10) by Ronnie Foster
guitar-(1),(5) by Ira Siegal ,(2) by Norman Brown(Guitar Solo),(2) by Wayne Bruce, (3),(4),(6),(7),(8) by Dwight Sills, (9) by Phillip Hamilton, (10) by Paul JacksonJr.
bass-(2),(5) by Dwayne "Smitty" Smith, (3),(7) by Alex Al, (4),(10) by Melvin Davis, (6) by Ronnie Garrett, (9) by Ron Jekins
drams-(2),(5) by Mike White, (3),(7) by John "J.R." Robinson, (9) by Bernard Davis
percussion-(2),(3),(4),(5),(7),(8),(9) by Bashiri Johnson, (10) by Luis Conte
saxphone solo-(3) by Gerald Albright, (5) by Kirk Whalum
trumpet solo-(10) by Nicholas Payton
background vocals-(1) by Isaac Clemmon, (2) by Tyrone Corbett, (3) by Darcy Aldridge, (4) by Kim Brewer,(5) by Audrey Wheeler Downing,(6) by Nikki Richards,(7).(8) by Lauren Evans,(9) by Gordon Chambers, (2),(3),(4),(5),(6),(7).(8),(9) by Will Downing

(LINK)

www.grp.com
www.willdowning.com
☆☆☆☆☆☆(2003年の名盤!)

△TOP