Case / OId Fashioned Lovein’


いい歌ですねー。Caseの新譜は6月発売予定!楽しみだー!前作はひさびさのシーンの復活ということもありましたが、よりいい作品を届けてくれそうな予感!
R&Bファンなら絶対はずしてはいけませんよー!

Case / Rose Experience

01.Be That Man
02.Lovely
03.Deja Vu
04.Betcha Don’t Know Why
05.Let Me Down Easy
06.Turns Me Do
07.I Can’t
08.Shoulda Known Bettere
09.Me and You
10.Smile
11.Waiting
12.Can I Be
13.Can’t Believe
14.Place to Stay

(総評)

Case9年ぶりとなる4thアルバムが発売になりました。90年代をJoeと共に代表する正統派バラッディアーで特にその哀愁漂う歌には、多くのR&Bファンが魅了されました。特に2000年にリリースした「Open Letter」は、R&Bの歴史に残る名盤であることは誰もの一致する意見でしょう。本当の意味で哀愁漂うバラッドを歌える数少ないシンガーであることを証明していました。盟友JoeがProduceした「Missing You」だけではなく、「No Regret」など多くの名曲を歌ってきたCaseですが、2000年を境にぴったりと活動がなくなってしまい、2年ほど前ほどから、復活するという話はでていましたが、一向に音源も出ずに、どうしたのかと思っていたのですが、2009年に、ついに、4枚目となるアルバム「Rose Experience」が発売になりました。
それにしても、今風の音というのは、あえて排除されていて、まさに90年代を髣髴とさせるサウンドで、よりCaseの魅力を引き立てているプロダクションには感服いたします。あえて、エレクトロとかはしないことで、彼のシンガーとしての普遍的な魅力をシーンに再認識させるには十分な一枚でしょう!いい意味でCaseらしさを失っていない普遍的な良さをもった一枚です。シーンに迎合することなく、彼らしい哀愁と力強さをもったシャウトやフェイクを存分に堪能させる曲が多く、トラックもシンプルなのが多く、ここ最近多いエレクトロやソウルクラシックや、ネオソウル系にいくことなく90年代R&Bど真ん中なサウンドをこれでもかと聞かせてくれます。そんな曲たちの中でも、古さよりも味を感じさせてくれるのはCaseの歌の魅力のなせる業でしょう。
どの曲も彼の歌声の哀愁を見事に表現してくれていますが、その中でも、2曲目「Lovely」の美しさと、12曲目「Can I Be」でのフェイクのすごさは特筆すべきものがあります。彼の苦しげにもだえながらフェイクし、シャウトする姿がもうたまりません。他にも同じく90年代を飾る盟友Mario Winansとの「I Can’t」Tim&BobがひさびさにProduceした「Deja Vu」など、R&Bとして普遍的な良さをもった楽曲が多く入っていて、一枚をゆったりとまさに夜のベットで聴きたくなるような一枚です。彼にはJoeほどのエロさはないのですが、どこか切なげで心を打つ歌声があるので、まさに夜にはもってこいなんですよね。他の曲たちも、どれも美しく心を打つ曲ばかりで、うっとりと聞きほれてしまいます。
最新のサウンドを求める人には、もちろん物足りないかもしれないですが、これこそが、R&Bシンガーたる姿だと思います。
オススメ:(12),(2),(1),(9),(3),(8),(4),(5),(7)

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