UKソウルの息吹き——Tiana Major9 – desire.

柔らかい歌声がそっと触れてくるような、Tiana Major9 の「desire.」。
UKソウルの流れを受け継ぎながら、ジャズのニュアンスとR&Bの温度感を自然に溶け合わせた一曲だ。“Major9”という名前がコードから取られているのも、彼女の音楽性を象徴していて面白い。

彼女の声は、しっかりと聴かせる力強さを持ちながら、押しつけがましさがない。スムーズに耳に入り込み、言葉の端々に宿る“求める気持ち”や”静かな渇望”が、じんわりと胸の奥へと染み込んでいく。深夜の部屋でひとり聴くと、まるで心の内側をそっと照らされるような感覚がある。「desire.」は、激しさではなく、抑えた感情の中にある“揺らぎ”を丁寧に描いた曲。
聴き終えたあとに残る余韻が、静かに心を温めてくれる。

ビートは控えめで、余白の多いアレンジになっていて。
その静けさが、Tiana Major9 の声の柔らかさをより際立たせている。
UKらしい洗練されたソウルとR&B的な湿度が同時に息づくこのバランスは、彼女の歌声の心地よさがなせるものです。

夜の深い時間に、そっと寄り添ってくれるような一曲で、この曲が入ったアルバム全般を通して、彼女の魅力を存分に引き出してくれる楽曲になっている。

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