James Day / Remember When

(概説)

James Dayというコンポーザーでもあり、プロデューサーでもあり、作曲作詞家でもある多彩なアーティストが、往年のボーカリストとともに作り上げた一枚がこれ!James Dayくん自体は、白人の青年なのですが、実はかなりの下積みをしてきている人のようです。そして、本人が70~80年代のソウルが大好きだという理由から、このような往年のボーカリストを招いて新しいアルバムを作ってしまおうという企画が持ち上がったみたいです。それにしても、それが大成功!もちろん、どの曲も新録であることはもちろんのこと、どこか懐かしくもあるんだけど新鮮で、往年の美しさに満ち溢れた素晴らしい一枚です!そして、1,2曲目もメロディーの素晴らしさは言うに及ばず、2曲目のJeff Ramseyの歌声には完全にやられました・・・もう素適過ぎます!
もちろんこれで終わりではなく、アルバムは用意されており、なんとその発売は、Expansion Records!これは本格的なFULL ALBUMが楽しみになってきました!

曲紹介

01.Brick by Brick by Audrey Wheeler

なにか懐かしい雰囲気がする、どこかで聞いたことがあるフレーズが!Audrey Wheelerという往年のボーカリストを蘇らせてくれたJames Day!もう、この力強い歌声にノックアウトですよ!素晴らしいです。そして、このキャッチ-なフレーズと往年のメロディーを混ぜ合わせた、もう企画の勝利というところでしょうか。

02.Don’t Waste The Pretty by Jeff Ramsey

Jeff Ramseyというここでもとても懐かしいというか、今の人たちはしらないような往年のアーティストを、現代風なアレンジのソウルに乗せて、見事に蘇らせています!80年代に活躍したアーティストたちを蘇らせることにかけてはこのJames Dayは天才的ですね。その人の魅力をより的確に出せる曲を提供してくれています。

03.She’s Not The Girl by Mikelyn Roderick

とても柔らかい歌声にのって、心地よいメロディーが展開していきます。これが往年のアーティストといわれなければ、わからないほど、いい感じの新しいアーティストだね~と思ってしまうほどに新鮮です!

04.Remember When by Mikelyn Roderick

ここは、かなりオーソドックスなちょっと古めな感じもする曲で、この人本来の良さを出しています!どの曲も素晴らしいですね~。

OFFICIAL

https://music.apple.com/jp/album/better-days/307612127

優美 feat.Nao’ymt / Sweet Apple Pie

(概説)

Nao’ymtのwit企画でのコラボレート企画は、元トリニティのシンガー優美を招いて、この独特のWatch Me Now, Touch Me Nowというフレーズがなんとも癖になる一曲です。さらに前作で参加した宏実が作詞を担当した一曲でもあり!ちょっと女性の大胆な心理をガッと歌い上げているのも面白いですね。彼女の作詞家としての実力もよくわかります。優美がもつ爽やかなんだけど妖艶な雰囲気という不思議な感覚をDeepで艶やかなNao’ymtさんのトラックが、より妖しくも光らせています。気持ちがいいぐらいにループしていくフレーズがたまらないのです、そしてkozoがここでもRapで聴けちゃうのも聴き所です!いろんな要素が混ざり化学反応を起こし、不思議な中毒性の高い一曲へと昇華しています。ぜひ、JINEの新曲とはまた違うNao’ymtさんの魅力が見えてきますよ。

Nao’ymt Official Website

https://music.apple.com/jp/album/sweet-apple-pie/1446743583?i=1446744353

まりか wit’ Nao’ymt / Lil’ Goldfish

(概説)

水の音に落ち込むように女性らしい内面の深さをよく表した一曲で、妖艶とも思えるしっとりとした歌声をもつ、まりかのウイスパーボイスが広がりをもって響いてきます。大人な女性をも感じさせてくれるきもちがいい一曲!歌詞の世界もとても独特で、今までのNaoさんとやってきた女性シンガーにはない言葉の面白さを感じることができます。表現力がとても豊かなシンガーという印象をうけるほどに、言葉の一つ一つが、はっきりと耳にしみこんでいくのです。独特な存在感と透明感があるボーカルにどんどん引き込まれていきます。そして、和と、やわらかい雰囲気をあわせたNao’ymtのトラックも彼女の不思議な魅力をより引き立てています。中盤でフッと緩く止まりそうになるサウンドと、そこから彼女自身のバックコーラスが魅惑的でいて面白い言葉遊びのようにコーラスを重ねていくところなんか、この曲のハイライトですね!とにかくこのシンガーさんの歌声の深さは、半端じゃないです!つぐむ言葉に深みを持たせてくれるのです・・・素晴らしい。絶対聞きましょう。前作のS-key-Aちゃんとはまた違う魅力を持ったシンガーさんです、ホントProducerとしてのNao’ymtさんの人の声を見抜く鋭さにも感心させられます。
不思議な雰囲気に包まれたシンガーまりかさん、今後がますます楽しみですね。

Nao’ymt Official Website

まりか Interview

https://music.apple.com/jp/album/lil-goldfish/1446743583?i=1446744461

STY wit’ Nao’ymt / Sorry

(概説)

Nao’ymtのWit企画にProducerとして頭角を現しているSTYが参加!実は、Producer以外にも、歌やRapも定評があるSTYさんの優しい跳ねる歌声が、切れのいいNao”ymtさんのトラックにのって鮮やかに気持ちよくてかっこいい曲が展開していきます。
ちょっと、くぐもったようなソウルフルなアレンジがカッコいいサウンドにのって、I Sorryというフレーズからわかるように、男の後悔を歌い上げていきます。そして、途中でそのリリックに反応するかのように女性ボーカルが絶妙に飛び込んでくるのも、たまらない!STYさんの歌声も、優しい雰囲気と、高く突き抜けるような歌い上げ方が心地よく、特に、コーラスでの、最初のアイと繰り返すフレーズがサビと絶妙に重なっていくところも面白い!
バックトラックはループトラックになっていて、そこを絶妙にコーラスパートを重ねてこれほどに多彩なメロディーを紡ぎだしていることに驚かされます。この二人が作り出す曲はやはり躍動感があってこれからの二人の活躍を意識させてくれます。
なんといっても、現在のR&Bサウンドの中核を担うプロデューサーの二人が、組んで新たなサウンドを作り出しているところにこの作品の素晴らしいところがあります。日本でプロデューサー同士が、コラボしてしかも歌って曲をリリースするなど、誰が想像したでしょう?日本のR&Bがそこまで到達するとは数年前は思いもしませんでした。最近やっとプロデューサーとしてやってきた人たちが作品をリリースできる環境が出来つつあるのに、やっぱりこの二人は一歩先をいっていました!
この二人のプロデューサーの作品ということで、STYさんのもっているキラキラした感覚の曲調と、Nao’ymtさんの染みる音選びがうまく合わさって、二人だからこそ出せるようなサウンドに仕上がっています。まさに今だからこそできる素晴らしい、意義がある作品に仕上がっていると思います。ぜひ手にしてみてください!今の日本のR&Bは急速に動き始めてますよ。

STY Official Website

Nao’ymt Official Website

https://music.apple.com/jp/album/sorry/1446743583?i=1446744246

NE-YO / In my Own Word

01.Stay
02.Let Me Get This Right
03.So Sick
04.When You’re Mad
05.It Just Ain’t Right
06.Mirror
07.Sign Me Up
08.I Ain’t Gotta Tell You
09.Get Down Like That
10.Sexy Love
11.Let Go
12.Time
13.Girlfriend
14.Get Down Like That (REMIX) feat.Ghostface Killah

(総評)

Def Jamの、いやUS R&Bシーンを担うアーティストが誕生です!本当に久々に、メジャー流通モノでは、アーティストの実力+レーベルの力の入れ具合や売り出し方+メディアのPUSH+聞き手の評価の高さ全てが合致した素晴らしい一枚です。そういう意味では、2000年以降にでたR&B作品の中では傑出しているかもしれません。実力があって楽曲が素晴らしいのに、売上には結びつかなかったり、レーベルとしてPUSHが足りなかったりなどは良くある話なのですが。そういう点で稀有な存在!NE-YO!そんな売出しとか関係なく、彼のソングライトの能力というのは高すぎます。あと作詞能力も素晴らしく、 もちろんなにより曲がいい! 「Stay」「So Sick」「Sexy Love」などの代表曲意外にも、粒ぞろいのメロディーが印象的な曲が多いのです。彼のアルバムをすんなり一枚聞けるって言う人は、適度な印象的なメロディーがどの曲にもちりばめられていることに気が付くでしょう。そういう点で、ひさびさに若手ではメロディーを大事にしてて、すんなり曲を覚えられる!トラックのリズムばかりが前面に出て、後で自分で歌おうとするとメロディーが思い浮かばないなんてのは、結構最近のR&Bは多いのですが、彼の曲は一聴して、覚えられるっていう良さがあります。それは、あはり、MusiqやMario、Mary J.Blige、Heather Headleyの曲までライティングしているその実力の現れでしょう。
このアルバム懐かしいSomething For The PeopleのCurtis “Sauce” Wilsonが参加しているのも見逃せません。特にその彼の参加している5曲目は歌詞がとても不思議な視点でかかれてて、彼の代表曲になるであろう、その歌詞の世界観が凄すぎます。そういう点もシンガーソングライターとしての面白みを出しています!そして、Shea Taylor作の6曲目!リリックがセクシーというか、エロ~いのも、とても好みですね。国内盤買ったので、よんでて、思わず、膝を叩いてしまいました。でかしてニーヨくん!実体験でこれって、素敵過ぎ!SEXYっていうか、このエロっぷりもR&Bには必要不可欠です。
そして、「So Sick」、「Let Go」、「Time」、「Sexy Love」を手がけているノルウェーのStargateの実力はすごいものがありますね~。どの曲もNE-YOの代表曲ですもん!今後注目したいプロデューサーです。その他NE-YOの近辺のプロデューサー陣が多数参加していて、そういう面でも今後いろんな方面でNE-YOの名前を見ることは多そうです。彼の出現で完全に停滞していたメジャーシーンは変化していきそうな予感がします。
すごいバリトンだとか、物凄い歌いこめるとかそういうタイプのシンガーではないのですが、楽曲とのバランスがとてもよくて、その楽曲どの曲でもキラっと光るよさをもっていて、その良さを引き出せるアーティストだと思います。このアルバムも一枚通して楽しめる素晴らしい作品です。本当誰もがいい!って思えるR&B作品ですね!

オススメ:(1),(3),(6),(9),(10),(11)

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